LIFE BALLははじめて僕が出会ったメロディックハードコアパンク、いわゆるメロコアとよばれるジャンルのバンドでした。
当時、ハイスタンダードがangry fistをリリースした頃で、メロコアという言葉が世に浸透しつつある時でした。
その頃、僕は昼間は渋谷のパルコの清掃員として働き、夜学に通う勤勉な青年でした。
僕の仕事は主にタバコの吸殻を拾うことでしたが、拾っても拾って捨てられるのでちゃんと仕事をしてるのかどうかわからない状態でした。
そんな時、歳の近い職場のパンクな先輩が「どうせわからないからちょっとふけよう」と勤務時間中にユニフォームを着たままディスクユニオンに連れて行ってくれたのであります。
こちら渋谷の街になじんでいないオイモ君が、勤務中に仕事着でさぼって渋谷をうろうろしててだいじょうぶか??とドギマギしておりましたところ、これ聞いてみなよと教えてくれたのがこのライフボールでした。
そのサウンドは今まで聞いたことのないようなメロディアスかつ疾走感のあるもので、僕がそれまでに認識していたラモーンズやSEXピストルズ等のPUNKとは異なるものでした。
「これが東京のサウンドか…」と驚愕したのは良き思い出になっております。
思い入れが強すぎて、後にアナログ盤も購入したのですが、最近CDが虫食い状態になっておりまして音飛びするので、アナログ買っといてよかったと思います。
余談ですが…神様からのご褒美!?超絶アリーナで持田香織さんを見ることができた
余談ですが、パルコで思い出しましたがパルコにはFMの小さな放送スタジオがありましてある日、今日は人気絶頂のELTのボーカル持田香織さんが来るとの話でした。
裏方の僕はいつもスタッフ専用のエレベーターで移動していたんですが、そのエレベーターにほんとに持田さんが乗って行きました。
かたや人気絶頂のスター、こちら汚れたユニフォームを着ていたので、申し訳ないと乗るのを遠慮していたらセキュリティーの方がどうぞと声をかけてくださってなんと一緒に乗ることになってしまいました。
あの狭い密室、超絶アリーナで持田さんを見ることができました。
とても綺麗な方でしたね。ちなみに持田さんとは同じ歳。こんなにも活躍されている持田さんになんとなく励まされたような気がしてうれしくなったことが思い出深いです。
勤勉に過ごしていたんできっと神様からのご褒美だったのでしょう。
LIFEBALLのオリジナル盤はもう売ってない??